地震が起きたとき、どうする?親子で考える「避難の基本」
「地震がきたらどうすればいいの?」
そんなふうに子どもたちが不安に思わないように、親子で一緒に「避難の基本」について考えてみませんか?地震はいつ、どこで起きるか分かりません。でも、事前に知識を持っていれば、きっと安心して行動できるはずです。さあ、親子で一緒に準備を始めましょう!
1. 揺れたらまず安全な場所へ!
地震が起きたら、まず「身を守ること」が一番大事です。
家の中なら、机の下に隠れて頭や体を守りましょう。もし机がなければ、クッションやカバンで頭を覆いながら、部屋の隅や柱のそばなど、物が落ちてこない場所に移動します。
お子さんにこう聞いてみてください。
「どこに隠れるのが一番安全かな?」
実際に家の中を歩いて「安全な場所」を探してみるのも良いですね。ゲーム感覚でやると、楽しみながら覚えられます。
2. 揺れが収まったら、どうする?
揺れが収まった後も、すぐに外に出てはいけません。家の中でもガラスが割れていたり、物が落ちていたりして危ないことがあります。まずは、靴やスリッパを履いて、足を守ることを教えましょう。
そして、次のステップです。
「避難場所はどこだっけ?」
普段から家族で話し合って、避難場所を決めておくと安心です。学校や公園が避難場所になっていることもあります。地図を見ながら「ここまでどうやって行く?」と一緒に考えるのもおすすめです。
3. 外ではどこに気をつける?
外に避難するときは、周りの様子をよく見ることが大切です。電柱や建物の壁、看板が倒れてくることがあるので、なるべく広い場所を選びましょう。
お子さんにこんな質問をしてみましょう。
「外に出るとき、どこが危なそうかな?」
具体的に考えることで、実際の避難時にも冷静に行動できる力が身につきます。
4. 家族で決める、連絡方法と集合場所
地震のとき、家族全員が一緒にいるとは限りません。お父さんは仕事、お母さんは買い物、お子さんは学校にいるかもしれません。そんなときのために、連絡方法と集合場所を決めておきましょう。
「どこに集まる?」
「連絡が取れないときはどうする?」
これらの質問を通して、家族みんなで「もしも」のときの計画を立てましょう。
5. 避難の練習をしてみよう!
「避難の基本」は知っているだけでは不十分です。実際に練習しておくことで、いざというときに体が覚えているものです。家族みんなで避難の練習をしてみましょう。ゲーム感覚でタイムを測ったり、「今日は誰が一番早く安全な場所に隠れられるか」を競ったりしても楽しいですね。
地震は確かに怖いものです。でも、「準備しておけば安心」という気持ちを、子どもたちにも伝えてあげましょう。親子で一緒に話し合い、避難を練習することで、不安は小さくなり、自信がついていきます。
さあ、今日から「家族で考える避難の基本」、始めてみませんか?