迷うことは悪くない

2025年2月17日 2025年2月17日

NexGen O-live

「やりたいことが分からない」あなたへ贈る自己分析のヒント

「とりあえず転職したいけれど、何がしたいのか分からない」
そんな悩みを抱えている人は意外と多い。

社会に出て働き始めたものの、思い描いていた仕事と現実が違ったり、周りが楽しそうに仕事をしているように見えて焦ったり。「このままでいいのかな？」と考えることもあるだろう。かといって、「これがやりたい！」と胸を張って言えるものがないと、不安になるのも無理はない。

でも、実は「やりたいことが分からない」のは、特別なことではない。むしろ、多くの人が同じ地点で迷い、悩んでいるのだ。

「やりたいことが分からない」のは普通のこと

「やりたいことがない」というと、どこかマイナスなイメージを持たれがちだ。しかし、それは単に「まだ経験していないだけ」かもしれない。

例えば、小学生の頃を思い出してほしい。最初から「将来は医者になりたい」「デザイナーになりたい」と明確に決めていた人は少なかったはず。部活動や習い事、学校の授業を通じて、「これは好き」「これは向いてない」と少しずつ分かってきたのではないだろうか。

大人になっても、それは同じ。選択肢が多すぎるからこそ迷うのだ。

完璧な答えを最初から見つける必要はない。まずは「何が好きで、何が嫌いか」を整理することから始めてみよう。

自己分析は3つのステップでシンプルに

自己分析と聞くと、難しそうに感じるかもしれない。でも、実はシンプルな3つのステップで整理できる。

📝 ①過去を振り返る
これまでの仕事や趣味、学校生活で「楽しかったこと」「苦痛だったこと」を書き出してみる。

🔍 ②共通点を探す
「なぜ楽しかったのか？」「なぜ嫌だったのか？」を深掘りすると、好き・嫌いのパターンが見えてくる。

🎯 ③転職の軸を決める
「興味がある分野」と「できること」を掛け合わせれば、次の仕事のヒントになる。

例えば、「人と話すのが好きで、数字を扱うのが苦手」と分かれば、営業職や接客業のようなコミュニケーションが求められる仕事が向いているかもしれない。逆に、「一人でコツコツ作業するのが好きで、クリエイティブなことに興味がある」なら、デザインやライティング、プログラミングの道が合う可能性がある。

「やりたくないこと」を決めるのも立派な戦略

もし「やりたいこと」が思い浮かばなくても、「やりたくないこと」を決めるだけでも大きな前進だ。

✅ ノルマが厳しい仕事は嫌だ
✅ 人と話すより一人で集中する方が好き
✅ 残業はできるだけ避けたい

こうして「やりたくないこと」をリストアップすると、自然と自分に合った仕事の方向性が見えてくる。何が向いているか分からなくても、「これは嫌だ」と感じるものを避けるだけで、転職のミスマッチを減らせるのだ。

今は分からなくても大丈夫。まずは動いてみよう

自己分析をしても、「これだ！」という答えが出ないこともある。だが、それは焦る必要のないこと。

なぜなら、「やりたいこと」は行動しながら見つけていくものだから。

例えば、興味のある分野のインタビュー記事を読んでみる。転職サイトで気になる職種を眺めてみる。副業やボランティアなどで、小さく試してみる。そんな小さな行動を積み重ねることで、「やりたいこと」は徐々に形になっていく。

最初から完璧な答えを求めず、少しずつ自分の可能性を広げていけばいいのだ。