3,4歳のしつけが劇的にラクになる方法
ご飯・歯みがき・勉強・トイレ習慣を楽しく身につけるコツ
「何度言っても聞いてくれない…」「つい怒ってしまう…」そんな悩みを抱える親は多い。3,4歳は自立心が芽生え、何でも「自分でやりたい!」と思う時期。でも、まだまだルールを理解して行動できるわけではない。だからこそ、しつけのポイントは「楽しく習慣化すること」。
ご飯のしつけ:時間とルールをシンプルに
食事の時間は、親にとっても試練の時間。「早く食べて!」と言いたくなるが、子どもは遊びたくて仕方がない。
① 時間を決める
食事はダラダラ続けると集中力が切れる。目安は15〜20分。「あと3口でおしまいね」と、終わりが見えるように伝えるとスムーズだ。
② 遊び食べの対策
食べ物で遊び始めたら、食事をいったん終了。「お腹いっぱいかな?またあとで食べようね」と伝えることで、遊び食べを防ぐ。
③ 楽しく食べる工夫
「パクパク競争しよう!」「お箸名人になれるかな?」とゲーム感覚で楽しませると、進んで食べるようになる。
歯みがきのしつけ:イヤイヤを楽しい時間に
歯みがきを嫌がる子は多い。でも、やらないわけにはいかない。ここでも「楽しく」がキーワード。
① 歯みがきタイムを固定する
朝ごはんの後と寝る前の1日2回。習慣にすることで、当たり前の行動になる。
② 歯みがきの時間をワクワクさせる
好きな音楽を流しながら歯みがきをすると、時間の目安にもなるし、楽しい気分になれる。「バイキンをやっつけろ!」と戦いごっこにするのも効果的。
③ 仕上げ磨きはスキンシップの時間
「きれいになったね!」と笑顔で伝えながら磨くと、子どもも安心する。親子のスキンシップの時間として捉えよう。
勉強の時間管理:まずは短時間から
3,4歳に長時間の勉強を求めるのは難しい。でも、時間管理の基礎を作ることはできる。
① 短時間でOK!
最初は5分だけでもいい。大事なのは「やった!」という達成感を積み重ねること。
② タイマーを活用する
「このタイマーが鳴るまでお勉強しよう!」とゲーム感覚で取り組むと、時間の感覚が身につく。
③ 遊びとセットにする
「お勉強の後は、お気に入りのおもちゃで遊ぼう!」と楽しみを作ることで、やる気アップ!
トイレのしつけ:成功体験を積み重ねる
トイレトレーニングは「成功した!」という経験を増やすことがカギ。
① トイレの時間を決める
「ご飯の前」「お風呂の前」など、決まった時間にトイレに誘うと習慣化しやすい。
② 成功したら全力で褒める
「すごい!トイレでできたね!」と大げさなくらい褒めると、子どもは「またやりたい!」という気持ちになる。
③ 失敗しても怒らない
「次はトイレでできるといいね!」とポジティブな声かけを。怒られると、トイレが怖い場所になってしまう。
しつけは「焦らず・楽しく・少しずつ」
3,4歳のしつけは、すぐに完璧を求めるものではない。大切なのは、「少しずつできるようになること」。楽しい雰囲気を作れば、子どもは自分から進んで取り組むようになる。
親も100点を目指さなくていい。「今日も少し成長できたな」と思えるだけで十分。しつけは、子どもだけでなく、親にとっても成長の過程なのだから。