仮交際中にキスされました
それって早すぎ?本気のサイン?“境界線”に迷ったときの考え方。
「まだ“お付き合い”してるわけじゃないのに、次のデートでキスされたんです」
そんな相談が婚活中の方から寄せられることがあります。
手をつなぐ、ハグ、キス…
スキンシップはお互いの距離を縮める大切なコミュニケーションですが、
“早すぎる”と感じてしまうとき、それは単なる戸惑いではなく、あなたの「心のブレーキ」が働いているサインかもしれません。
■「嫌じゃない、でも嬉しくもない」そのモヤモヤの正体
「断るほどでもないけど、なんだか違和感がある」
そんな気持ちは、恋愛経験の多さに関係なく誰でも抱くものです。
とくに婚活では、“見極めの期間”である仮交際中に、いきなり深いスキンシップがあると、
「この人は本気で将来を考えてくれているのかな?」と不安になるのは当然のことです。
ここで大事なのは、「違和感」を無視しないこと。
たとえ相手が好意を示してくれていたとしても、あなたの心が追いついていないなら、そのペースは“あなたにとって早すぎる”ということです。
■仮交際中のスキンシップは慎重に見るべき理由
仮交際は「恋人」ではなく、「相手を見極めるためのステップ」。
この段階でキスや体に触れるスキンシップを求められたときには、以下のようなポイントを意識してみてください。
- そのスキンシップのあと、あなたは安心できた?それとも不安になった?
- それについて、相手ときちんと話ができる関係性か?
- 体の接触ではなく、会話や価値観の共有の方が深まっているか?
たとえば「会うたびに夜のデート」「会話よりスキンシップが多い」といったパターンには注意が必要です。
本当に大切にしてくれる相手は、あなたが安心できるスピードを大事にしてくれます。
■もし流れで“深いスキンシップ”をしてしまったら
「断れなかった」「その場の雰囲気で…」という経験も、誰しもあるものです。
大切なのは、そのあと自分の気持ちに正直になること。
「やっぱり、もう少しゆっくりがいい」と伝えるのは、相手を否定することではなく、自分を大切にする行動です。
そしてその言葉を真摯に受け止め、歩調を合わせてくれる人かどうかで、相手の本気度も見えてきます。
■上手な“境界線の伝え方”とは?
スキンシップを控えてほしいとき、感情的に拒絶するのではなく、あなたの価値観として伝えることがポイントです。
例えば――
- 「あなたともっとちゃんと向き合ってから、そういうことをしたい」
- 「私は、心の距離が近づいてからじゃないと不安になるんです」
- 「スキンシップも嬉しいけど、もっと一緒に話したり笑ったりしたいな」
やわらかい表現で伝えれば、気まずくなることなく、関係性を深めるきっかけになります。
■“大事にされているか”は、言葉より行動に表れる
相手が本気かどうかを見極めるには、「触れてくるか」ではなく、「あなたの話をどう受け止めるか」に注目しましょう。
あなたの価値観やペースを大事にしてくれるなら、
それは体ではなく“心を見ている”ということ。
婚活は、将来のパートナー探しです。
“安心して心を開ける関係”が築ける人こそが、
本当の意味であなたを大切にしてくれる相手なのです。
焦らなくて大丈夫。
あなたのペースを尊重してくれる人が、あなたの未来を一緒に歩んでくれる人です。