「好き」と「得意」どっちを伸ばす?
子どもの習い事、本当に意味ある選び方
1|こんな悩み、ありませんか?
「塾の宿題はやりたくない。でも、塾は辞めたくない」
「うちの子の得意なことが分からない」
「高いお金をかけているのに、成果が見えない…」
そんな育児の悩みをもつ親は少なくありません。
習い事を“ムダ”にしないために必要なのは、「好き」と「得意」の正しい見極め方と活かし方です。
2|「好き」or「得意」?育て方の違い
比較軸 | 好きなこと | 得意なこと |
---|---|---|
原動力 | 楽しいから続けられる(内発的動機) | 成果が出るから自信がつく |
メリット | 自主性・継続力が育つ | 達成感・成功体験が得られる |
デメリット | 成果が出ないとやる気を失いやすい | 飽きると続かないことも |
🧠 ポイント:理想は「好き × 得意」
なければ「好き7割:得意3割」でバランスを取るのが現実的です。
3|「好き」でやらせるとどうなる?
- 楽しさからくる継続力
- 挑戦に対するポジティブさ
- 「またやりたい!」が生まれる
🔍【解説】
心理学の**自己決定理論(Deci & Ryan)**では、「好き」という感情は、
外からの報酬がなくても子どもが行動を続ける“原動力”になるとされています。
4|「得意」でやらせるとどうなる?
- 成果が出やすく褒められる機会が増える
- 自己効力感(できる感覚)が高まる
- 集団の中でも自信を持ちやすい
💡 ただし、「得意だけど好きじゃない」ことは要注意。
強制的になりがちで、継続性が弱まる可能性もあります。
5|「得意」はこうして見つけよう
🎯家庭で実践できる5つの方法:
- 観察メモ法:子どもの行動を日々メモする
- 強み発見カード:対話形式で「これ得意かも」を探す
- 習い事体験+講師のフィードバック
- コンテストや作品発表で成果を見てみる
- 1ヶ月チャレンジ法(続けば向いている可能性大)
6|「好き」はどう育てる?
🛠 好きは育てる力もある!
- 「なぜそれが好き?」と言語化を促す
- 「やりたいことリスト」で傾向を可視化
- 親も一緒に楽しむ姿勢で興味を後押し
📘【解説】
好きは“なんとなく”では終わらせず、意識させることで深まり、育ちます。
7|習い事は「好き×得意」で選ぼう
🧩【整理マトリクス】
好き/得意 | 苦手 | 普通 | 得意 |
---|---|---|---|
嫌い | ❌避ける | 様子見 | ✔短期で様子見 |
好き | 🔍試してみる | 👍継続候補 | 🌟ベスト選択! |
🔍【使い方のコツ】
→ 2〜3ヶ月ごとに再評価。子どもの「今」に合っているかを見直す。
8|「辞めたくない」に隠された本音
👂 親の質問例:
- 「どこが楽しいの?」
- 「どんな時にイヤになる?」
- 「この塾の何が好き?」
🌱【解説】
“辞めたくない”の本音には、安心・関係性・ルーティンなど、
子どもなりの大事な理由がある場合も。
決めつけず、耳を傾けることが第一歩です。
9|習い事の効果とコストを見直す
💰費用対効果のチェックリスト:
- 家での会話に出る?
- 成果や作品がある?
- 子どもから「またやりたい!」が聞ける?
✅【判断基準】
「好き」「得意」「続けたい」この3つのうち2つ以上当てはまれば続けてOK。
10|まとめ|“今の子ども”に合った選び方を
🔑ポイントおさらい:
- 習い事は 好き × 得意 の交差点で選ぼう
- 得意が分からない時は、5つの観察と体験法
- 費用や時間は、効果が実感できるかどうかで判断
- 親子で定期的に「振り返る時間」をつくることが大切
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