恋愛では「付き合いたい」と思えるのに、婚活では「結婚したい」と思えないのはなぜ?

「いい人なんだけど、結婚はちょっと違うかも…」
そんな気持ちになった経験はありませんか?

恋愛中は一緒にいて楽しくて、「この人と付き合いたい」と思える。
でも、いざ婚活となると、「この人と一生を過ごしたいか?」と考えて、急に気持ちが冷めてしまう。

このモヤモヤ、実は多くの婚活中の人が感じている“壁”です。
そしてそれには、きちんと理由があります。


恋愛脳と婚活脳は、まったく別物

まず理解したいのは、「恋愛の脳」と「婚活の脳」は動き方がまったく違うということ。

恋愛中の脳は、“ドーパミン”が活発に働いて、ドキドキや刺激を求めます。
たとえば、ちょっとミステリアスな人や、頼りないけど守りたくなるタイプに惹かれたりしますよね?
これは、本能的に“快感”を得ることが優先されている状態です。

一方で、婚活脳は“セロトニン”が優位。
安定性や信頼、価値観の一致、人生設計に沿った判断が重視されます。
つまり、恋愛と婚活では「魅力の感じ方」そのものが違うのです。


「良い人なのに決められない」は、正常な反応

婚活中に出会う人は、年収も安定していて、性格も悪くない。
でもなぜか「この人だ!」と決めきれない…。
これ、実は自然なことなんです。

なぜなら、婚活では条件や将来を見ようとするあまり、“感情”がフリーズしやすくなるから。
そして恋愛のような高揚感を求めてしまうと、「何かが足りない」と感じてしまう。

言い換えれば、“恋愛脳”のまま婚活していると、誰にも決めきれないまま疲れてしまうのです。


「結婚相手」は、恋愛相手とは別の基準で選ぶ

恋愛は、短期的な快感や刺激を与えてくれる相手に惹かれがち。
けれど結婚は、日々の生活を共有し、人生の荒波を一緒に越えていける相手を選ぶ必要があります。

ドキドキより、落ち着く。
気を使わずにいられる。
意見がぶつかっても話し合える。
そんな相手が、結婚に向いているのです。

“好き”という感情がなくても、“安心”や“尊敬”があるなら、それは結婚への強いベースになります。


婚活脳に切り替える5つの技術

では、恋愛脳から婚活脳にどう切り替えればいいのでしょうか?
以下の5つのテクニックを使うことで、あなたの婚活は大きく前進します。

  1. 「この人と家事を一緒にしている姿」を想像する
     → 日常が想像できるかは、結婚のリアルさに直結します。
  2. 会話では“共感”より“実行力”を見る
     → ただ優しいだけでなく、行動できる人かどうかをチェック。
  3. デート後に「安心ポイント」をメモする
     → ときめきより、安定感や信頼性に目を向ける練習です。
  4. 「好きか?」ではなく「老後も笑って過ごせそうか?」で考える
     → 長期視点で見れば、見るべきポイントが変わります。
  5. 100点満点の理想を求めず、“70点”を積み上げていく視点を持つ
     → 妥協ではなく、“合う”ポイントを探す習慣です。

婚活を成功させる習慣は「脳の使い方」にある

婚活がうまくいっている人の多くは、特別なルックスやスペックを持っているわけではありません。
彼らが持っているのは、「婚活に向いた考え方」と「現実を見る力」です。

恋愛脳では、「楽しい」や「ドキドキする」が優先されがち。
でも婚活では、「安心できる」「一緒に困難を乗り越えられる」が判断基準になるべきなのです。


まとめ:婚活は、恋愛の延長ではない

婚活がうまくいかないと悩むとき、「自分には魅力がないのか」と思ってしまうかもしれません。
でも本当は、脳の使い方と判断基準が恋愛モードのままになっているだけかもしれません。

恋愛と婚活は、まったく別のゲーム。
「好きだから結婚する」ではなく、「一緒に生きていけるから結婚する」
──この視点を持てた人から、幸せな結婚をつかんでいくのです。

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