こどもの誕生日プレゼント、何をあげたらいい?
年齢別に考える「本当に喜ばれるもの」
「毎年の誕生日、今年は何をあげよう……?」
こどもの成長は早くて、去年喜んでいたおもちゃも、もう見向きもしない。親としては「喜んでほしい」「でもせっかくなら、ためになるものを贈りたい」と思うものですよね。
でも、何を基準に選べばいいのか、難しい。
今回は、そんなお悩みにこたえる形で、年齢別におすすめのプレゼントと、選ぶときの大切な視点をお伝えします。
👶1〜2歳|「五感」を使って遊ぶことが成長のカギ
この時期のこどもは、「さわる」「きく」「みる」といった感覚に強く反応します。だからこそ、感覚を刺激するおもちゃがぴったり。
たとえば:
- 音が鳴る積み木
- 柔らかい布絵本
- カラフルなルーピングトイ(玉をくねくね道で動かす)
発達心理学でも、この時期の「感覚統合遊び」がその後の発達に大きな影響を与えると言われています。モノではなく、体験が記憶に残る年齢です。
👧3〜4歳|「自分で選ぶ」がうれしいお年ごろ
この時期のこどもは、「じぶんでやりたい!」という気持ちがどんどん強くなります。だから、親が全部選ぶのではなく、“選ばせる”仕組みがあると喜びます。
たとえば:
- 絵本屋で一緒に本を選ぶ
- ごっこ遊びグッズ(レジスターやおままごとセット)
- 自分で着られるおしゃれなリュックや帽子
この時期は「選んでくれた喜び」よりも「自分で選んだ嬉しさ」が大きく、自己肯定感にもつながります。
🧒5〜6歳|「学び」と「遊び」の両立を意識
いよいよ就学が近づくこのタイミングでは、「ただ楽しい」だけでなく遊びながら学べるものがおすすめです。
たとえば:
- ボードゲーム(ルールを理解し、順番を守る)
- ブロック・パズル(空間認識力と集中力)
- 時計の読み方や英語に触れられるおもちゃ
この時期は“遊び”に見えても、“学び”が始まっています。家庭で楽しく準備ができると、入学後もスムーズに✨
📚小学校低学年|「好奇心」をぐんと広げるチャンス
学校生活が始まると、こどもの世界は一気に広がります。「なんで?」「どうして?」の嵐。
そんなときは:
- 科学実験キット
- 動物の飼育セット
- 博物館のチケットや地図、図鑑
体験や観察を通じて、「見る・調べる・知る」の楽しさを学ぶ時期です。プレゼントが知的好奇心の扉を開けるきっかけになります。
🖋小学校高学年|「個性」と「将来」の芽が見え始める
高学年になると、自分の好きなことや得意なことがはっきりしてきます。親としては、興味を深める“きっかけ”になるようなものを贈りたいですね。
たとえば:
- おしゃれな文具や日記帳(思考を整理する力)
- 興味のある本(小説や学習まんが)
- プログラミングや動画編集などの入門キット
ここからは“本物志向”も芽生えるので、少し背伸びしたプレゼントが、「大人扱い」されている嬉しさにもつながります。
💡プレゼント選びのコツは「今」と「ちょっと先」を見ること
迷ったときは、こどもが**「今、興味を持っていること」**を起点に考えてみましょう。
そして、少しだけ背伸びできるものを選ぶことで、興味の幅が広がります。何よりも、「ちゃんと自分を見てくれている」と感じてもらえることが一番のプレゼント。
“高価なもの”より、“ちゃんと考えてくれた気持ち”が、こどもの心にいちばん残るのです。
🎀さいごに|モノよりも、気持ちが残る
プレゼントは、モノそのものよりも、「自分のために、これを選んでくれた」という記憶と気持ちが、こどもの心に深く刻まれます。
どんなに悩んでも、「考えてくれたこと」がもうすでに素敵なギフト🎁
ぜひ、お子さんの“いま”と“これから”を想いながら、世界にひとつの贈り物を選んでくださいね。