「年収」だけで会社を選んでいませんか?
就活中、企業選びの基準として「年収」はとても目立つ存在です。
求人票の数字を見て、「ここ、けっこう高いじゃん!」と思わず惹かれてしまう人、多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
年収って、ほんとうにすべてを語ってくれる指標でしょうか?
「年収が高いから安心」とは限らない
たとえば、「年収600万円」と聞くと、かなり良い条件に見えますよね。
でもそれが、残業時間が月100時間だったり、休日出勤が常態化していたら…?
あるいは、成果主義でボーナスが大きく変動する仕組みなら、年によっては生活が安定しないかもしれません。
高年収でも、可処分所得(実際に使えるお金)が低くなってしまうケースもあります。
社員寮なし、住宅補助なし、交通費は上限あり、福利厚生もスカスカ…そんなこともあるのです💸
実は多い、年収ミスマッチの後悔
「憧れの外資系企業に入ったけど、激務すぎてメンタルがもたなかった」
「IT系で年収が良い会社に決めたけど、ほぼ毎日終電。土日も仕事のことで頭がいっぱい」
こんな声、就活生が知らないところでたくさん聞かれています。
内定をもらったときはテンションが上がっていても、働き出してからの現実とのギャップは大きい。
まさに、“数字だけで選んだ結果”の落とし穴です。
見るべきは「働き方」と「人生のバランス」
最近は「働き方」に対する価値観も多様化しています。
・フレックス制度があるか?
・在宅勤務が可能か?
・有給は取りやすいか?
・育休や時短勤務はしっかりしているか?
こうした条件も、実は年収と同じかそれ以上に、「長く快適に働けるかどうか」に影響します。
あなたの人生は、仕事だけではありません。
趣味、家族、休息、健康…すべてを含めた「ライフスタイル」に合った働き方を見つけることが、本当の意味での“自分に合った企業選び”につながります🌿
「年収+もう1つの指標」を持とう
もちろん、お金は大切です。
ですが、「お金だけ」では、長く働ける理由になりません。
たとえば…
・やりがいを感じられる仕事か?
・成長できる環境があるか?
・社風が自分に合っているか?
・自分の強みが活かせるか?
こういった観点を、年収とセットで見ていくと、「納得感のある就活」ができるようになります✨
後悔を防ぐには、“体感”がカギ
説明会のスライドやHPだけでは、企業の本当の姿は見えにくいものです。
だからこそ、インターンやOB・OG訪問などを通じて、「肌感覚」で職場の雰囲気を知ることが大事。
実際に社員の声を聞いたり、社内の雰囲気を見たりすることで、年収では見えなかった「空気感」が見えてくるはずです。
最後に:就活の軸、再確認してみよう
就活とは、「今の自分」だけでなく、「5年後、10年後の自分」が満足しているかどうかを考えるプロセスです。
年収は、あくまで“数ある指標のひとつ”。
それよりも、「どんな風に働きたいか」「どんな日々を送りたいか」をイメージすることが、ブレない就活の第一歩になります。
💡あなたの“理想の1日”は、どんな1日ですか?
次回のテーマは
▶【就活②】「理想の1日」から逆算する“企業選び”とは?
自分らしい働き方を見つけたい人は、ぜひお楽しみに😊