「いい人だけど何かが違う」と感じたら?
―その違和感、“心のセンサー”かもしれません―
婚活をしていると、こんな相手に出会うことがあります。
「見た目も悪くないし、性格も優しい。安定した仕事もあって、真面目で誠実そう。話も合うし、気も遣ってくれる。……でも、なぜか前向きになれない。」
相手には何の問題もないのに、気持ちが乗らない。将来を考えると、どこか心が止まってしまう。そんな“説明のつかない違和感”を抱いたこと、ありませんか?
実はそれ、あなたの心がくれている大切な「サイン」なのです。
「違和感」は、心の奥からのメッセージ
「いい人だけど…」というときの「けど」の後ろにこそ、本音が隠れています。
・ドキドキがない
・将来が想像できない
・一緒にいて安心だけど、何かが物足りない
これは、条件では埋められない「感情のズレ」や「価値観の不一致」があるサイン。人間の脳は、“理屈より感覚”で相手を判断しているとも言われています。つまり、どんなに頭では「いい人」だと理解していても、心が「何か違う」と感じているなら、その感覚を無視しない方がいいのです。
条件が揃っている=結婚できる、ではない
婚活ではよく「年収」「安定」「学歴」「見た目」「性格」など、条件面で人を判断しがちです。でも、これらがすべて揃っていても、前に進めないことはあります。
それは、「恋愛スイッチ」が入っていないから。
いくらスペックが完璧でも、「この人と一緒にいたい」と思えなければ、それはあなたにとっての“理想の相手”ではないのかもしれません。
無意識レベルで「この人と過ごす未来が想像できない」と思っている自分に気づいたら、その声を受け止める勇気も必要です。
「心が動く出会い」は、理屈じゃない
本当に相性が良い相手とは、未来を自然に想像できるものです。
一緒にいるとき、なぜか気持ちが楽になったり、何気ない時間が心地よく感じたり。そんな小さな感覚が積み重なって、「この人とだったら、どんな日常も楽しめそう」と思える。
それは、“理想の条件”が揃っているからではなく、身体や心が“しっくりくる”と感じているからです。
違和感を無視してはいけない理由
「悪いところがないから、断れない」
「贅沢を言いすぎているのかもしれない」
そんなふうに、自分の気持ちを無理やり押し込めて、相手に合わせようとしていませんか?
でも、違和感は“間違い”ではありません。
それは、あなたがあなた自身を守るために働く“心のセンサー”です。
その声を無視して進んでしまうと、結婚後に「やっぱり合わなかった」「心が満たされなかった」と後悔することにもつながりかねません。
“好き”がないなら、やめていい
「条件が悪くないから」ではなく、「本当に一緒にいたいと思えるか」。
その基準で考えることが、後悔しない婚活の第一歩です。
“好き”がなくても、無理に関係を続けなくて大丈夫。
あなたの人生は、誰かの条件に合わせるためにあるのではなく、あなたの心が納得する選択をするためにあるのです。
自分の感覚を信じていい
今感じているその“違和感”は、あなたにとっての「真実」かもしれません。
無理をして進むより、いったん立ち止まって、自分が本当に望んでいる結婚やパートナー像を見つめ直してみましょう。
その時間が、きっとあなたの婚活を前に進めてくれます。