「好き」の正体を見つめ直すと、見えてくるもの。
「恋愛はうまくいくのに、結婚にはつながらないんです…」
これは、婚活をしている女性たちからよく聞く悩みです。
・付き合うまでは順調
・でも、数ヶ月たつと違和感が出てきて終わってしまう
・“好き”だったはずなのに、なんで…?
このモヤモヤの正体、それは――
“好き”という感情そのものにあるのかもしれません。
「好き」は、脳の錯覚?
人が「好き」と感じる瞬間って、意外とシンプルです。
たとえば――
✔ 共通点が多い
✔ 自分をよく褒めてくれる
✔ 見た目がタイプ
そんな要素が重なったとき、脳は「この人いいかも」と一気に好意を加速させます。
まるで“吊り橋効果”のように、ドキドキと好意がセットでやってくる。
でもそれって本当に「人生を共にしたい相手」に向けた感情でしょうか?
一時の高揚感に、脳が錯覚しているだけかもしれません。
恋愛と結婚では、求めるものが違う
恋愛で感じるのは、「刺激」や「テンション」。
でも結婚生活では、「安心」や「安定」が必要とされます。
だから、恋愛感情だけで結婚を決めてしまうと
後で「こんなはずじゃなかった」と感じやすくなってしまうんです。
恋と信頼のあいだにある深い溝
恋とは、「自分が相手を好きな状態」。
でも信頼とは、「この人に自分を預けても大丈夫」と思える感情。
恋愛では、自分の気持ちばかりに意識が向きますが
結婚では、“相手と協力し合えるかどうか”が問われます。
つまり――
「好き」だけでは、乗り越えられない壁があるんです。
ドキドキは、判断力を狂わせる
ドキドキしているとき、人は冷静になれません。
むしろ、相手に振り回されてしまっていることも。
「追いかけたい」「振り向いてほしい」
そんな感情が先行して、現実が見えなくなる。
でも本当に必要なのは、
“心が落ち着ける相手”といるときの、あの穏やかな気持ちです。
好き=相性ではない
「この人が好き」と「この人と合う」は、必ずしも一致しません。
価値観・生活リズム・未来のビジョン――
これらが噛み合わなければ、結婚後のすれ違いは避けられません。
“好き”だけでは生活はできない。
“好き”と“暮らせる”は、別の軸で見るべきです。
婚活では、「好き」を育てる意識を
婚活において、「好き」は最初のきっかけに過ぎません。
その感情だけで突っ走るのではなく――
🌱 会話が続くか
🌱 価値観が合うか
🌱 安心感をくれるか
そうした要素を大切にすることで、
“信頼できる好き”を育てていくことができます。
最後に。
「この人のこと、好きかも」
その直感は大切です。だけど、
「この人と信頼し合って生きていけるか?」という視点も、忘れないでください。
恋は燃え上がるけど、結婚は積み重ね。
“好き”の正体を見つめ直すことで、
本当にあなたに合ったパートナーが、きっと見えてくるはずです💫