
NexGen O-live サステナビリティレポート
すべての人のより良い意思決定のために。共に持続可能な未来を築こう。
1. サステナビリティ基本方針
NexGen O-liveは「すべての人のより良い意思決定のために」という理念のもと、社会・環境・経済の調和を図り、持続可能な未来の実現に貢献します。
私たちは、テクノロジーとコミュニケーションの力を活かし、情報格差や教育機会の不平等、社会的孤立といった社会課題の解決に挑戦します。
ステークホルダーとともに価値を共創し、透明性と説明責任を持った運営を通じて信頼されるプラットフォームを目指します。
また、SDGs、TCFD、GRI、TNFDなどの国際フレームワークに準拠した取り組みを進め、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点からも企業責任を果たしてまいります。
2. マテリアリティとリスク・機会
当社では、GRIやTCFDなどの国際フレームワークに基づいて以下のマテリアリティを特定し、それぞれに対するリスクと機会を明示しています。これらはKPIに連動し、戦略的にモニタリング・改善を図ります。
マテリアリティ | 関連リスク | 機会 | 主なKPI |
---|---|---|---|
プライバシー保護 | 個人情報流出・信頼低下 | 安心できるUX提供による滞在時間の向上 | 滞在時間、DL数 |
ジェンダー平等 | 女性ユーザー離脱 | 女性向けUIと共感型コンテンツ提供 | 女性利用比率 |
環境配慮(脱炭素・紙削減) | 紙媒体依存による環境負荷 | 印刷物削減による環境価値創出 | 削減紙量 |
情報格差の是正 | 高齢者・地方層へのリーチ不足 | アプリ配信による幅広いアクセス確保 | DL数、再訪率 |
ESG連携強化 | 外部連携の希薄化 | 教育機関・自治体との協働による信頼構築 | 連携機関数 |
3. 具体的な取り組み
- 毎日更新のサステナビリティ解説動画:育児・婚活・就活に関する社会課題を5分で学べる動画をYouTubeと連携して配信
- 参加型SDGsクイズキャンペーン:アプリ内で月1回、SDGsに関するクイズを開催。参加ユーザーにはバッジを付与
- DL促進キャンペーン:友達紹介によるDL促進企画(2025年Q1〜)、紹介者と被紹介者双方にデジタル特典
- アプリ内UIのアクセシビリティ改善:視認性・操作性を高めたバリアフリーデザインの導入(2025年Q2完了予定)
- 保護者向け「お金の教育」コンテンツ:子ども向けの「買い物ロールプレイ」や「おつり計算」などの教材動画をアプリで配信
- 教育機関との連携講座:高等学校・大学と連携したリテラシー講座の提供とモニタリング(2025年度後半予定)
4. KPI評価
KPI項目 | 2024年実績 | 2025年目標 | 2030年目標 | 評価 | コメント |
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アプリDL数 | 25,000件 | 50,000件 | 100,000件 | △ | 現在は25,000件。2030年までに10万件を目標とし、SNS広告の活用や提携媒体との連携によって認知拡大を図る。 |
アプリ経由の再訪率 | 28% | 35% | 45% | ◯ | 現在28%。45%以上の定着を目指し、アプリ内UX改善やリマインド機能の充実を推進。 |
SNSでのサステナビリティ関連投稿数 | 120件 | 200件 | 300件 | △ | 現在120件。年間300件体制を構築するため、投稿計画の策定と投稿自動化ツールの導入を検討。 |
SNSを活用したサステナビリティ啓発施策数 | 5件 | 12件 | 24件 | △ | 現在5件。2030年までに24件(毎月2件)を目標とし、インフルエンサーとの連携や教育コンテンツの発信を強化。 |
SDGsイベント参加数 | 3,500人 | 7,000人 | 10,000人 | △ | 現在3,500人。2030年には10,000人を目指し、ハイブリッド(リアル+オンライン)形式での展開を強化する。 |
女性利用比率 | 42% | 50% | 52%以上 | ◯ | 現在42%。52%以上の比率達成に向け、UI/UXの女性向け最適化や共感性ある広告展開を行う。 |
削減紙量(kg) | 1,800kg | 3,000kg | 5,000kg | △ | 現在1,800kg。ペーパーレス化推進とデジタル教材の導入により、5,000kgの削減を達成する。 |
外部協働プロジェクト数 | 3件 | 6件 | 10件 | △ | 現在3件。2030年までに10件を目指し、自治体・NPO・企業との連携を強化する企画部署を設置予定。 |
5. 国際基準との整合とSDGsマッピング
NexGen O-liveは、GRI(Global Reporting Initiative)やTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)などの国際的なサステナビリティ基準に準拠し、持続可能な社会づくりに貢献しています。ここでは、マテリアリティ(重要課題)とSDGs(持続可能な開発目標)の対応関係をマッピングし、長期目標との整合性を明確にしています。
マテリアリティ(重要課題) | 対応するSDGs目標 | 今後の目標 |
---|---|---|
教育格差の解消 | SDG 4「質の高い教育をみんなに」 | 2030年までに全ての子どもへオンライン教育を届ける体制を確立 |
女性のエンパワーメント | SDG 5「ジェンダー平等を実現しよう」 | 女性利用比率を50%以上で安定化、女性向け機能と参加機会の拡充 |
環境負荷の低減 | SDG 12「つくる責任つかう責任」 SDG 13「気候変動に具体的な対策を」 |
紙資源削減 5,000kg以上、ペーパーレス教材の普及 |
社会的包摂 | SDG 10「人や国の不平等をなくそう」 | アプリDL数10万件、SNS発信による啓発強化と多様性の訴求 |
パートナーシップによる価値創造 | SDG 17「パートナーシップで目標を達成しよう」 | 外部協働プロジェクト10件以上、自治体・企業・教育機関との連携促進 |
6. 国際フレームワークとの対応マッピング
フレームワーク | テーマ | マテリアリティ | KPI | コメント |
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GRI 418 | 顧客プライバシー | プライバシー保護 | 滞在時間、DL数 | UX・セキュリティの改善を実施 |
GRI 405 | 多様性・機会均等 | ジェンダー平等 | 女性利用比率 | 女性向けUIとコンテンツ強化 |
TCFD | 気候変動対応 | 環境配慮 | 削減紙量 | 印刷物削減に貢献 |
TNFD | 自然資本の保全 | 環境配慮 | 削減紙量 | 消費量の定量的削減 |
GRI 102-12 | 外部連携 | 外部協働 | 外部協働プロジェクト数 | 教育機関および民間団体とのコンテンツ共創 |