結婚相談所の選び方|AIおすすめを見る前の6項目

AIのおすすめだけで結婚相談所を選んで大丈夫?入会前に見ておきたい6つのポイント
「結婚相談所 おすすめ」と検索すると、ランキングに加えてAIにも候補を聞けるようになりました。名前が何度も出てくる相談所を見ると、「ここを選べば間違いないのでは」と感じやすくなります。
ただ、実際に活動を始めると、担当者への相談のしやすさ、相手との出会い方、料金、休会や退会のルールなど、相談所ごとに違いがあります。では、AIのおすすめはどこまで参考にして、最後は何を見て決めればよいのでしょうか。
AIは「候補を探すところ」まで使い、順位だけで入会先を決めないのがおすすめです。気になる2〜3社が見つかったら、①相談のしやすさ、②出会い方、③1年間でかかるお金、④「成婚」の意味とサポート範囲、⑤休会・途中退会のルール、⑥安心して使える仕組み、の6つを同じように比べてみましょう。最後に、自分が自分の大事な条件に合う?かで絞ります。
2026年10月3日に公表された生成AIの定点調査では、ChatGPTとGeminiへの60回答のうちIBJメンバーズの言及率が100%、平均登場順位が1.4位でした。一方、調査元は、この結果が各社のサービス品質の優劣を評価するものではないと明記しています。この記事では、「AIで上位だったから入会する」のではなく、AIで見つけた候補を、自分に合うかどうかで見比べる方法を整理します。
01 / 候補
AIで候補を見つける
自分では知らなかった相談所を見つけるきっかけにできるか。
たとえば「対面で相談しやすいところを3社」など、希望を付けて候補を出してもらう。
02 / 比較
同じポイントで比べる
各社のアピールだけでなく、同じ6つのポイントで比べられるか。
たとえば1年間でかかるお金、相談の頻度、休会のルールを同じ表に書いてみる。
03 / 選択
自分に合うところを残す
「1位だから」ではなく、自分が大事にしたい条件に合っているか。
たとえば「月1回は相談したい」「年間の予算はここまで」「忙しい時は休みたい」など。
AIの「おすすめ1位」は、どう受け取ればいい?
今回の調査は、2026年9月17日〜30日のうち10日間、ChatGPTとGeminiに「結婚相談所のおすすめは?」と各日3回ずつ質問し、合計60回答で企業名がどの程度登場したかを集計したものです。Web検索機能を有効にした状態で実施され、IBJメンバーズとパートナーエージェントはいずれも言及率100%、平均登場順位はそれぞれ1.4位、2.7位でした。
この調査で分かるのは、「AIの回答に名前が出た回数」と「何番目に紹介されたか」です。担当者との相性、活動地域、予算、休会のしやすさ、本人が必要とする支援量までを測ったものではありません。また、AIが根拠として参照した上位サイトには比較・ランキング系メディアが含まれており、AI回答は公開情報の見せ方にも影響を受けます。
| 見る数字 | 何を測る? | 参考にできること | そのまま判断できないこと |
|---|---|---|---|
| AI言及率・登場順位 | AI回答に企業名が出る頻度と順番 | 候補として認知されやすい相談所を知る | 自分との相性、契約条件、担当者の質 |
| 利用者満足度 | 実利用者の評価を一定の調査設計で集計 | 利用経験者がどう評価したかを見る | 自分の地域・予算・希望条件への適合 |
| 公式情報・契約書面 | 料金、支援、休会、解約などの条件 | 入会後に実際に適用される条件を確認する | 担当者との相性や本人の続けやすさ |
2026年のオリコン顧客満足度調査では、実利用者3,922人を対象にIBJメンバーズとサンマリエが同点で総合1位でした。AI言及調査とは対象も測定目的も違います。ランキングがいくつもあるときは、「どれが正しいか」だけでなく、「そのランキングは何を比べているのか」を見ると、相談所選びに使いやすくなります。
気になる2〜3社を、まずは6つのポイントで比べてみる
候補が見つかったら、各社の「おすすめポイント」を読むだけでなく、同じ項目を横に並べて比べてみます。分からないところは空欄のままで大丈夫です。「よく分からない=悪い」と決めず、あとで確認する質問に変えておきます。
| 比較項目 | 無料相談・公式資料で聞くこと | この記事での読み替え | 自分のメモ |
|---|---|---|---|
| 1. 相談のしやすさ | 担当者は固定か。どのくらい相談できるか。電話・オンライン・チャットなど何で相談できるか。 | 「手厚いか」より、自分が相談したい頻度や方法に合うかを見る。 | ○ / △ / ×、未確認点 |
| 2. 出会い方 | 自分で探すのか、紹介してもらえるのか。毎月何人に申し込めるか、何人紹介されるか。 | 会員数だけでなく、自分が実際にどんな方法で相手と出会えるかを見る。 | ○ / △ / ×、未確認点 |
| 3. 1年間でかかるお金 | 入会時の費用、月会費、お見合い料、成婚料など。 | 月会費だけで比べず、同じ1年間でいくらかかるかを見る。 | 概算額、前提条件 |
| 4. 「成婚」の意味とサポート範囲 | その相談所で「成婚」が何を指すのか。交際・婚約・退会まで、どこまでサポートしてくれるか。 | 成婚率だけを見るのではなく、何を「成婚」としているか、どこまで相談に乗ってもらえるかを見る。 | 定義、支援終了時点 |
| 5. 休会・途中退会 | 休会できる条件、休会中の費用、途中でやめるときの費用や手続き。 | 入会しやすさだけでなく、休みたいとき・やめたいときの負担も見る。 | 条件、期限、費用 |
| 6. 安心して使える仕組み | 独身確認や本人確認はどうしているか。相談窓口や個人情報の管理はどうなっているか。 | 認証があるかだけで決めず、安心して使えそうかを見る材料の一つにする。 | 確認済み / 未確認 |
最後に、この3つだけメモしておく
- 自分の大事な条件に合う?
- ○ / △ / ×
- まだ確認したいことこと
- 分からないままでもOK。あとで確認できるように残す
- 次に聞いておきたいこと
- 分からないところから、次に聞くことを1つ決める
6つのポイントを、自分に合うかどうかで見ていく
1.相談のしやすさ:「手厚いか」より「困ったときに相談できるか」
「サポートが手厚い」という説明だけでは比較できません。担当者が固定か、面談は定期か必要時か、連絡手段は電話・メール・チャットのどれか、プロフィール作成やお見合い後の振り返りをどこまで支援するかを確認します。
一人で検索を続けると疲れやすい人なら、月1回は面談したいなど、自分に必要な支援頻度を先に書くと比較しやすくなります。反対に、自分のペースで動きたい人は、面談回数の多さが必ずしも利点とは限りません。
2.出会い方:会員数より「自分がどう出会えるか」
自社会員だけなのか、連盟の会員を検索できるのか、担当者からの紹介があるのかで活動方法は変わります。「会員数○万人」という総数だけでなく、自分から申し込める人数、紹介される人数、検索条件、活動地域を確認します。
候補者の人数は多いほどよいとは限りません。比較する人数が多すぎると疲れる人もいれば、自分で広く検索したい人もいます。自分の選び方に合う仕組みかを見ることが重要です。
3.1年間でかかるお金:月会費だけで比べない
料金は、初期費用だけ、月会費だけ、成婚料だけで比べると条件がそろいません。まずは「12か月活動し、必要な活動を行い、成婚退会した場合」という同じ前提を置きます。
1年間にかかる費用の見方:初期費用 + 月会費×12 + 必須の活動費 + 想定するお見合い料 + 成婚料。無料・都度・任意の費用は別欄にして、公式資料や契約書面で確認できないものは空欄にします。
4.「成婚」の意味:成婚率を見る前に、何を成婚としているか確認する
「成婚」という言葉が、婚約を意味するのか、真剣交際を意味するのか、一定の交際段階での退会を意味するのかは、サービスごとに確認が必要です。定義が違う数字をそのまま横並びにすると、比較したつもりで別のものを比べることになります。
無料相談では、成婚料が発生するタイミング、退会後の支援有無、プロポーズや両家への挨拶まで扱うかを確認します。率の高さではなく、「どの段階まで何をしてくれるか」を自分の希望と照らします。
5.休会・途中退会:忙しくなったときのことも考えておく
仕事の繁忙、体調、家族事情などで婚活を一時停止したくなることがあります。休会制度があるか、休会中も費用が発生するか、再開時に手続きが必要かを契約前に確認します。
「入会するつもりだから解約は見なくてよい」ではなく、やめ方まで分かった状態で契約する方が、比較の条件をそろえやすくなります。
6.安心して使える仕組み:認証は「成婚しやすさ」を表すものではない
IMSの店舗型認証制度では、適切な情報公開、契約・解約、独身証明書、相談窓口、個人情報保護などの運営項目を第三者が審査します。認証の有無は運営体制を確認する一材料になりますが、認証があれば自分に合う、成婚しやすい、という意味ではありません。
公式サイトで本人確認・独身確認の方法、個人情報の扱い、相談窓口を見て、無料相談でも同じ内容を確認します。
無料相談では、2〜3社に同じことを聞いてみる
無料相談で「話しやすかった」「感じがよかった」という印象も大切です。ただ、会社ごとに聞くことが違うと比べにくくなります。2〜3社に同じ質問をして、その場で答えをメモしておくと違いが見えやすくなります。
- 12か月活動し成婚退会した場合の必須費用を、全部教えてください。任意費用と必須費用も分けてもらいます。
- 担当者は固定ですか。通常の面談頻度と相談方法はどうなっていますか。
- 毎月、自分から申し込める人数と紹介される人数はどのくらいですか。検索・紹介・連盟の違いも確認します。
- 御社の「成婚」はどの段階を指しますか。成婚料や退会条件と同じ定義かを確認します。
- 休会・途中解約の費用と手続きを教えてください。返金の考え方、期限、必要書類も確認します。
- 独身確認・本人確認・個人情報管理はどうしていますか。第三者認証があれば何を審査する制度かも確認します。
質問への答えが即答できなかったこと自体を「悪い相談所」と決めつける必要はありません。「契約書面で確認」「担当部署へ確認」など、次の確認先が明確になったかを残します。
入会する前に、「休む・やめるとき」のことも確認しておく
大阪府の消費生活センターFAQでは、結婚相手紹介サービスのうち、契約期間が2か月を超え、契約金額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に該当すると案内しています。該当する契約では、法定書面を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフができます。
8日を過ぎたあとでも、契約期間内であれば所定の条件で中途解約ができます。大阪府の案内では、事業者が中途解約時に請求できる損害賠償額等には上限があり、サービス開始前は3万円、開始後は「提供済みサービス相当額」に加えて、2万円または未利用サービス料金の2割のいずれか低い額が上限とされています。
これはすべての婚活サービスに一律で当てはまる説明ではありません。契約期間・金額等の要件を確認し、実際の返金額や休会条件は契約書面で確認します。説明が分かりにくい場合は、契約前に消費生活センターなど公的な相談窓口を確認しておくと安心材料になります。
架空の例:AIで見つけた3社から、どう2社に絞る?
ここからは、比較の仕方を示す架空の例です。本人の条件は「一人で検索を続けると疲れやすい」「月1回は相談したい」「12か月の予算上限を決めている」「繁忙期には休会の可能性がある」とします。
| 比較項目 | 架空A社 | 架空B社 | 架空C社 |
|---|---|---|---|
| 支援 | 月1回面談、担当固定 | 必要時相談、担当チーム制 | 原則オンライン、月2回相談可 |
| 出会い方 | 検索+担当者紹介 | 検索中心 | 紹介+推薦中心 |
| 12か月総額 | 予算内 | 予算より低い | 成婚料を含めると要確認 |
| 休会 | 条件確認済み | 休会中費用を要確認 | 繁忙期の休会可否を要確認 |
こんなふうにメモしておくと比べやすい
- 大事にしたいこと
- 月1回程度は担当者と相談できること。
- 残しておく候補
- A社とC社。B社は費用面は合うが、相談頻度が本人条件とずれる。
- まだ確認したいこと
- C社の成婚料を含む12か月総額と、繁忙期の休会条件。
- 次に聞いておきたいこと
- C社へ「12か月活動して成婚退会した場合の必須総額」と「休会中費用」を確認する。
この例では、A社が一番よいと決めていません。本人の自分の大事な条件に合う?候補を残し、未確認項目を次の質問へ変えています。AIが最初に出した順位は、2社へ絞る段階では使っていません。
よくある質問
ChatGPTやGeminiが1位と言った相談所が、一番よいのですか?
一番よいとは限りません。今回の調査はAI回答への言及頻度と登場順位を集計したもので、本人の予算、地域、支援の必要度、担当者との相性を評価するものではありません。候補を出す入口として使い、その後は同じ6項目で確認します。
成婚率が高い結婚相談所を選べばよいですか?
率だけでは決められません。まず「成婚」の定義、集計対象、集計期間、分母を確認します。真剣交際や退会を含むかなど定義が違えば、数字をそのまま横並びにできません。自分が希望する支援範囲と終了条件を先に確認してください。
無料相談で好印象なら、その日に契約してもよいですか?
その日に契約すること自体を一律に避ける必要はありませんが、比較したかった項目が未確認のままなら、先に契約書面と6項目を確認する方が整理しやすくなります。特に総額、成婚の定義、休会・解約は、口頭説明だけでなく書面でも確認します。
結論:AIには候補を探してもらい、最後は自分に合うかで決める
AIやランキングは、知らなかった結婚相談所を見つける入口として便利です。ただし、AIの言及順位、利用者満足度、公式の契約条件は、それぞれ測っているものが違います。
候補が2〜3社出たら、相談のしやすさ、出会い方、1年間でかかるお金、「成婚」の意味、休会・途中退会、安心して使える仕組みを同じ表で比べてみてください。分からないところは無理に評価せず、「次に聞くこと」として残しておけば十分です。
今日やるなら、気になる2〜3社を6つのポイントでざっくり比べてみましょう。分からないところがあれば、その中から1つだけ「次の無料相談で聞くこと」を決めれば、候補を一歩絞りやすくなります。
婚活を始める時期そのものを迷っている場合は、公開済みの関連記事「婚活は何歳から?女性26歳・男性27歳の数字を読む」で、年齢の数字を自分の開始時期へどう読み替えるかも整理できます。
出典・確認日
- 株式会社ブランディングワークス「生成AIが選ぶ『結婚相談所』、1位はIBJメンバーズ(言及率100%)」(2026年10月3日12:00公開、2026年10月4日確認)
- オリコン株式会社「満足度の高い『結婚相談所』ランキング」(2026年調査、2026年10月4日確認)
- 大阪府「『結婚相手紹介サービス』で契約をしたが、あまり相手を紹介してくれない。解約したいが、解約料が高い。」(2026年4月1日更新、2026年10月4日確認)
- IMS 結婚相手紹介サービス業認証機構「よくあるご質問」(2026年10月4日確認)


