SPIの文の並び替えが苦手な人へ|解き方のコツと考える順番

SPIの文の並び替えが苦手な人へ|解き方のコツと考える順番
「SPIの文の並び替え、どこから考えればいいか分からない」
「全部の文を読んでいるうちに時間がなくなる」
「接続詞を見ても、順番を決めきれない」
SPIの文の並び替え問題では、文章をなんとなく読むのではなく、文と文のつながりを見つけることが大切です。
ポイントは、最初からすべての順番を決めようとしないこと。
まず、
最初に来そうな文を探す
指示語・接続詞を見る
つながりの強い2文を見つける
という順番で考えると、整理しやすくなります。
この記事では、文の並び替えが苦手な人向けに、解くときに見るポイントと考える順番を分かりやすく整理します。
文の並び替えは「意味」より先に「つながり」を探す
文の並び替え問題を見ると、
「文章全体の意味を理解しなければ」
と思ってしまうかもしれません。
もちろん内容を理解することも重要ですが、最初から全文を完璧に理解しようとすると時間がかかります。
まず見るのは、
- この文は最初に置けるか
- 「これ」「それ」は何を指しているか
- 「しかし」「そのため」の前には何が必要か
- 前後がほぼ決まる2文はないか
といった、文同士の関係です。
いきなり「1→2→3→4」と全部を決めるのではなく、
「この2文はつながる」
という小さなまとまりを作っていきましょう。
文の並び替えを解く6つのステップ
1.最初に来る文を探す
まず、文章のスタートになりそうな文を探します。
最初の文には、
- 新しいテーマを提示している
- 人物や出来事が初めて登場する
- 前の文を必要としない
- 「これ」「そのため」などで始まっていない
という特徴があります。
例
A:環境問題への関心は、世界的に高まっている。
この文だけでも意味が成立しています。
一方、
B:そのため、企業にも新しい対応が求められている。
という文は、「そのため」が何を受けているのか分からないため、最初には置きにくいと考えられます。
まずは、
「この文だけで話を始められるか?」
を確認しましょう。
2.「これ・それ・その」の前を探す
次に注目したいのが、指示語です。
たとえば、
- これ
- それ
- その
- このような
- こうした
などです。
これらの言葉は、基本的に前に出てきた内容を受けています。
例
A:オンライン会議を導入する企業が増えている。
B:この変化によって、働く場所の自由度も高まった。
Bの「この変化」は、Aの「オンライン会議を導入する企業が増えていること」を指しています。
したがって、
A → B
というつながりが考えられます。
指示語が出てきたら、
「何を指している?」
と考えるだけでも、かなり順番を絞れます。
3.接続詞から前後の関係を考える
接続詞も重要なヒントです。
代表的なものを整理すると、
逆の内容につながる
しかし・だが・一方で
前と違う内容や反対側の視点が必要です。
原因から結果につながる
そのため・したがって・そこで
前に原因や理由が必要です。
情報を追加する
また・さらに・加えて
前に同じテーマの情報がある可能性が高くなります。
言い換える
つまり・すなわち
前に説明内容が必要です。
接続詞を見たら、単語だけ覚えるのではなく、
「この言葉の前には、どんな内容が必要?」
と考えましょう。
4.つながりの強い「2文セット」を作る
並び替え問題では、最初からすべての文を並べるより、
前後関係がかなり強い2文
を先に見つける方法が有効です。
例
A:企業ではテレワークの導入が進んでいる。
B:**その結果、**通勤時間を減らせる人も増えた。
Bは「その結果」と始まっているので、原因となるAとのつながりが強いと考えられます。
つまり、
A → B
を一つのセットとして扱います。
4文を一気に並べるのではなく、
A→B
という塊を作る。
そのあとで、
この塊の前後に何が入るか
を考えると、迷いにくくなります。
5.時系列・原因と結果を確認する
出来事を説明する文章では、時間の順番がヒントになります。
たとえば、
- まず
- その後
- 次に
- 最後に
といった言葉です。
また、
原因 → 結果
の関係も確認します。
例
A:大雨が長時間続いた。
B:その結果、川の水位が上昇した。
C:一部の地域では避難が必要になった。
自然な流れは、
A → B → C
です。
「何が先に起こり、その結果どうなったのか」を整理すると、順番が見えてきます。
6.最後に全文を読んで違和感を確認する
順番が決まったら、最後に文章全体を読みます。
ここでは、
- 話題が急に飛んでいないか
- 「これ」「それ」がきちんと前の内容を指しているか
- 接続詞と前後の関係が合っているか
- 結論が途中に入っていないか
を確認します。
特に、
「意味は通るけれど、もっと自然な順番がある」
というケースがあります。
最後の確認では、
「文章として自然に読めるか」
を見てください。
例題で考えてみよう
次の4文を自然な順番に並べてみましょう。
A:そのため、企業は働き方の見直しを進めている。
B:近年、働く場所や時間に対する考え方が変化している。
C:たとえば、在宅勤務やフレックスタイムを導入する企業も増えた。
D:こうした制度によって、働き方の選択肢は広がっている。
STEP1|最初の文を探す
Bは、
「近年、働く場所や時間に対する考え方が変化している」
とテーマを提示しています。
他の文を読まなくても意味が成立するため、最初の候補です。
STEP2|「そのため」を確認する
Aは、
「そのため」
から始まっています。
何かの変化を受けて、
企業が働き方を見直している
という流れなので、
B → A
が自然です。
STEP3|具体例を探す
Cは、
「たとえば」
から始まっています。
Aの「働き方の見直し」の具体例として、
在宅勤務やフレックスタイム
を紹介しています。
したがって、
A → C
と考えられます。
STEP4|指示語を確認する
Dには、
「こうした制度」
とあります。
これはCの「在宅勤務やフレックスタイム」を指しています。
したがって、
C → D
です。
正しい順番
B → A → C → D
となります。
このように、
主題文 → 接続詞 → 具体例 → 指示語
というヒントを順番に拾うと、全文を何度も読み直さなくても整理できます。
時間がかかる人は「全部読む」をやめてみる
並び替え問題で時間がかかる人は、一文目から順番に何度も読み直していることがあります。
そんなときは、最初に文章の意味を考えすぎず、
まずチェックするもの
① 最初に置けそうな文
② これ・それ・その
③ しかし・そのため・つまり
④ 具体例を示す「たとえば」
⑤ 時系列を示す言葉
だけを先に探してみましょう。
それだけで、
「この文の前後はほぼ決まりそう」
という部分が見つかる場合があります。
練習では「正解」だけでなく理由を確認する
問題を解いたあと、
「正解したから次へ」
だけでは、なかなか安定しません。
答え合わせでは、
なぜこの文が最初なのか
この「それ」は何を指しているのか
なぜこの2文が続くのか
まで確認してみましょう。
たとえば、
「B→Dを間違えた」
ではなく、
「Dの『この制度』が何を指しているか確認しなかった」
と残しておくと、自分の苦手が具体的になります。
文の並び替えのおすすめ練習方法
STEP1|時間を測らずに解く
最初は、速さより文の関係を説明できることを優先します。
STEP2|つながった理由を書く
「そのためがあるから」
「この制度が前の文を指しているから」
というように短く理由を残します。
STEP3|間違えたパターンを分類する
- 接続詞を見落とした
- 指示語を確認しなかった
- 主題文を間違えた
- 時系列を取り違えた
などに分けます。
STEP4|慣れてから時間を意識する
解き方が安定してきたら、時間を測りながら練習します。
最初から速さだけを求めると、文章をなんとなく並べる癖がつくことがあります。
正しく考える → 慣れる → 速くする
の順で進めましょう。
なお、練習には市販の問題集や練習問題などを利用し、解説まで確認できる教材を選ぶと、自分の考え方との違いを確認しやすくなります。
まとめ|文の並び替えは「2文のつながり」から考える
SPIの文の並び替え問題で迷ったら、次の順番で確認してみましょう。
- 最初に置ける文を探す
- 「これ・それ・その」が何を指すか確認する
- 接続詞から前後の関係を考える
- つながりの強い2文セットを作る
- 時系列・原因と結果を確認する
- 最後に全文を読んで確認する
大切なのは、
最初から全部の順番を当てようとしないこと。
まず、
「この2文はつながる」
という関係を一つずつ見つけていきます。
文の並び替えが苦手だからといって、読解力がないと決めつける必要はありません。
どこを見るかが分かると、問題の見え方は変わります。
接続詞、指示語、文同士の関係。
この3つを意識しながら、まずは一問ずつ練習してみてください。


