SPIは暗算?筆算?Webテストの計算問題で焦らないための対策

「SPIの計算って、暗算でやらないと間に合わない?」
「筆算してもいいの?」
「計算問題になると、急に時間が足りなくなる……」

SPIの非言語問題を練習していると、**暗算が速くないと不利なのでは?**と不安になることがあります。

結論からいうと、すべての計算を暗算で処理できるようになる必要はありません。

大切なのは、

  • 暗算できる計算は素早く処理する
  • 複雑な計算は途中経過を整理する
  • 割合・比・速さなど、よく使う計算に慣れる
  • 自分がどこで時間を使っているのかを把握する

という使い分けです。

この記事では、SPIの計算問題が苦手な人に向けて、暗算と筆算の考え方、計算を簡単にするコツ、時間が足りなくなるときの対策を例題とともに整理します。


SPIは暗算だけで解く必要がある?

SPI対策を始めると、

「暗算ができないと時間内に終わらないのでは?」

と考えてしまいがちです。

しかし、計算をすべて頭の中だけで処理しようとすると、

  • 数字を取り違える
  • 桁を間違える
  • 途中の数字を忘れる
  • 計算を最初からやり直す

といったミスが増えることがあります。

その結果、無理に暗算した方が時間がかかることもあります。

重要なのは、

「暗算か筆算か」ではなく、「どうすれば速く正確に処理できるか」

です。


暗算した方が速い計算・整理した方がよい計算

すべての計算を同じ方法で解く必要はありません。

暗算しやすい計算

たとえば、

25 × 4
120 ÷ 4
200の10%
48 ÷ 2

など、すぐ答えが浮かぶ計算は暗算で処理できます。

こうした基本計算を素早くできるようにしておくと、問題全体の時間を短縮できます。

途中経過を整理した方がよい計算

一方で、

  • 数字が複数登場する
  • 小数や分数が混ざる
  • 条件を整理する必要がある
  • 一度計算した数字を後でも使う

といった問題では、頭の中だけで抱え込まない方が安全です。

簡単な部分は暗算し、複雑な部分は整理する。

この切り替えができることの方が、「何でも暗算できる」ことより実戦的です。

受検時に利用できる筆記用具などは受検方式によって扱いが異なるため、実際の受検案内を確認してください。


SPIの暗算を速くする5つのコツ

1.10・100・半分を使って計算する

数字をそのまま掛けるのではなく、計算しやすい数字へ変換すると速く処理できる場合があります。

例題

48 × 25

25は100の4分の1なので、

48 × 25
= 48 × 100 ÷ 4
= 4,800 ÷ 4
= 1,200

と考えられます。

同じように、

35 × 20

なら、

35 × 2 × 10
= 70 × 10
= 700

です。

難しい暗算テクニックを大量に覚える必要はありません。

まずは、自分が使いやすい変換を繰り返し使えるようにすることが大切です。


2.割合はよく使う数字を覚える

割合問題では、毎回小数へ変換して計算しなくてもよい場合があります。

よく使う割合は、

50%=半分
25%=4分の1
20%=5分の1
10%=10分の1

と覚えておくと便利です。

例題

240の25%は?

25%は4分の1なので、

240 ÷ 4
= 60

です。

もちろん、

240 × 0.25

でも答えは同じです。

自分が早く判断できる方法を選ぶことを意識しましょう。


3.小数は整数に直すと考えやすい

小数を見ると計算が難しく感じる場合は、整数へ変換すると分かりやすくなることがあります。

例題

1.25 × 8

1.25を、

125 ÷ 100

と考えると、

125 × 8 ÷ 100
= 1,000 ÷ 100
= 10

となります。

ただし、すべての小数をこの方法で解く必要はありません。

練習しながら、

「これはそのまま計算する」
「これは整数に直す」

という判断ができるようになることが目標です。


4.概算で答えの大きさを確認する

計算後に、

「この答え、本当に合っている?」

と不安になることがあります。

そんなときに使えるのが概算です。

例題

2.9 × 4.1

細かく計算する前に、

約3 × 約4 = 約12

と考えられます。

したがって、正しい答えも12前後になるはずです。

もし計算結果が、

1.2
120

などになっていたら、桁や小数点を間違えた可能性があります。

概算は答えを適当に選ぶためではなく、計算結果が妥当な範囲にあるか確認する方法として使います。


5.計算する順番を工夫する

式を左からそのまま計算する必要がない場合もあります。

例題

48 × 25 ÷ 100

25 ÷ 100は、

1/4

なので、

48 × 1/4
= 12

と考えられます。

計算を始める前に、

  • 割り切れる数字はないか
  • 10や100に変換できないか
  • 約分できないか

を少し見るだけで、計算量を減らせることがあります。


計算が遅い原因は「暗算力」だけではない

SPIで時間が足りなくなると、

「自分は計算が遅い」

と思ってしまうかもしれません。

しかし、時間がかかっている場所は人によって違います。

たとえば割合問題なら、

  • 全体はいくつか
  • 比べる数字はいくつか
  • 何%を求めるのか
  • 増えたのか減ったのか

を整理するまでに時間がかかっていることがあります。

つまり、計算そのものよりも、

「何を計算すればよいか判断する部分」

で止まっている可能性もあります。


時間が足りないときは原因を分ける

問題文を読むのに時間がかかる

→ 条件を整理する練習をする

式を作るまでに時間がかかる

→ 割合・比・速さなどの基本パターンを確認する

計算そのものが遅い

→ 四則演算や基本的な暗算を反復する

間違いが怖くて何度も確認する

→ 見直すポイントを決める

一問に時間を使いすぎる

→ 分からない問題に長く固執しない練習をする

このように原因を分けると、

「とにかく暗算を速くしなければ」

という漠然とした対策から抜け出せます。


計算ミスは「種類」を記録すると対策しやすい

問題を間違えたときに、

「また計算ミスをした」

だけで終わらせないことも重要です。

たとえば、

  • 桁を間違えた
  • 小数点を間違えた
  • +と-を取り違えた
  • 掛け算と割り算を間違えた
  • 割合の基準となる数字を間違えた
  • 問題文の条件を読み落とした
  • 式は正しかったが計算で間違えた

などに分けてみます。

もし「小数点の間違い」が繰り返されているなら、

必要なのは難しい問題を増やすことではなく、小数点を確認する習慣をつくることかもしれません。

間違い方が分かれば、次に何を練習すればよいかも見えやすくなります。


「計算が苦手」と一括りにしない

SPIの非言語問題で苦戦すると、

「自分は計算が苦手だ」

と思ってしまいがちです。

しかし、実際には、

割合だけ苦手
速さだけ苦手
条件整理で止まる
計算はできるけれど時間がかかる

など、苦手な場所は人によって異なります。

まず、

何ができて、どこで止まっているのか

を分けてみましょう。

対策する範囲を絞りやすくなります。


SPI計算問題のおすすめ練習手順

STEP1|まず時間を気にせず解く

最初は、時間制限を気にせず問題を解きます。

ここで確認するのは、

「時間をかければ解けるのか」

です。

時間をかけても解けないなら、スピードではなく解き方を確認する必要があります。


STEP2|間違えた理由を確認する

答え合わせをしたら、

なぜ間違えたのか

を確認します。

「計算ミス」だけで終わらせず、

式を作れなかった
問題の意味を取り違えた
小数点を間違えた

など、できるだけ具体的にしましょう。


STEP3|同じ種類の問題を続けて解く

割合で間違えたなら割合。

速さで止まったなら速さ。

同じジャンルを数問続けて解くことで、問題の考え方や計算パターンが見えやすくなります。


STEP4|正しく解けるようになってから時間を測る

解き方が分かったら、次に時間を意識します。

最初から極端に短い時間で練習すると、

焦って間違える練習

になってしまうことがあります。

まずは正確に解けるようにする。

その後で少しずつ時間を短くしていきましょう。


SPIの暗算が苦手でも、すぐに不利と決めつけなくていい

暗算が速ければ、計算時間を短縮できる場面はあります。

しかし、

暗算が遅い=SPIの非言語問題ができない

ということではありません。

大切なのは、

  • 何を求める問題なのかを理解する
  • 計算しやすい形へ変える
  • 複雑な部分は整理する
  • 概算でミスを確認する
  • 自分の苦手なパターンを知る

ことです。

暗算力だけではなく、問題を解く一連の流れを効率化することを意識してみましょう。


まとめ|SPIの暗算は「全部頭の中で解く」ことが目的ではない

SPIの計算問題で大切なのは、

すべてを暗算できるようになることではありません。

今回紹介した、

  1. 簡単な計算は暗算する
  2. 複雑な計算は整理する
  3. 10・100・割合を使って計算を簡単にする
  4. 概算で答えの大きさを確認する
  5. 計算ミスの種類を記録する
  6. 正しく解けるようになってから時間を縮める

という方法を使い分けてみましょう。

そして、

「計算が苦手」ではなく、「どの計算・どの段階で止まっているのか」

まで分けて考えることが大切です。

一度に全部を得意にしようとする必要はありません。

まずは、自分が止まりやすいところを一つ見つける。

そこから少しずつ練習を重ねていけば、本番でも落ち着いて計算問題に取り組みやすくなります。

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