「自分に合った働き方」を考えるなら、大学生の今がベストタイミング
NexGen O-live「将来、どんな働き方をしたいですか？」
就活の面接やエントリーシートでよく聞かれる質問。でも、多くの大学生がその問いにハッキリと答えられません。それは無理もないこと。社会人としての経験がまだない中で、自分にとっての“理想の働き方”を言語化するのは簡単ではありません。
それでも、“今”考える価値があります。なぜなら、自分にとって何が大切かを知っている人ほど、就活の軸がブレずに済むからです。
このエッセイでは、「ワークライフを考えるための6つの視点」について、一緒に整理していきましょう。
ワークライフの意味は人それぞれ
まず最初に大切なのは、「働き方と生活のバランスは一人ひとり違う」という前提です。
たとえば、バリバリ働いてキャリアを築くことにやりがいを感じる人もいれば、家族や趣味との時間を最優先したい人もいます。
「みんなが大手企業を目指すから自分も…」ではなく、自分の理想の一日、一週間、一年をイメージしてみる。そこから“理想の働き方”のヒントが見えてきます。
自己理解から始めよう
自分に合った働き方を考えるには、まず「自分をよく知ること」が不可欠です。
性格診断や価値観チェックをしてみるのも有効です。エニアグラム、16Personalities、ストレングスファインダーなどのツールを使えば、自分の思考パターンやモチベーションの源泉が見えてきます。
また、日々の生活の中で「どんな時に幸せを感じたか」「どんな場面がストレスだったか」を振り返ってメモしておくと、自然と“自分にとって譲れない働き方の条件”が浮かび上がってきます。
社会のトレンドも押さえておこう
今、働き方は大きく変化しています。
かつてのように「毎日出社して、定年まで働く」というスタイルは主流ではありません。
週休3日制、副業の容認、リモートワークの導入…これらはすでに実現している企業も多くあります。
経済産業省の「未来人材ビジョン」などでも、柔軟な働き方を前提とした社会の設計が進んでいるとされています。
こうした時代の流れを知ることで、自分が就職先に求めるものもクリアになります。
現場の声に耳を傾ける
どんなにキレイな企業パンフレットや採用ページを見ても、実際に働く人の声とはギャップがあることも。
だからこそ、OB・OG訪問、インターンシップ、SNSなどで“リアルな声”を集めるのはとても重要です。
「残業の実態は？」「育休からの復帰率は？」「上司との関係性はどう？」
そういった“空気感”こそ、働き方を左右する大きな要素になります。
会社選び＝人生選び
企業を選ぶとき、多くの学生が「有名かどうか」「給与が高いかどうか」を重視します。
でも、それだけでは不十分です。
「その会社で、あなたが理想とする働き方は実現できるか？」を見極める視点が必要です。
OpenWorkなどの口コミサイト、就活系アプリで企業文化やワークスタイルを調べることで、より現実的な選択ができるようになります。
自分の未来を描く練習をしよう
5年後、10年後。
どんな場所で、どんな時間の使い方をして、どんな人たちと関わっていたいですか？
理想のライフスタイルを言語化することで、それに合った働き方や職場の条件が明確になります。
たとえば「夕方はヨガに行きたい」「育児と仕事を両立したい」など、日々の生活をベースにキャリアを考えるのは、実はとても効果的です。
最後に
「働き方を考えるなんて、社会人になってからでいい」と思うかもしれません。
でも、実は“大学生の今”が一番自由に未来を描けるタイミングです。
自己理解を深め、社会の変化を知り、先輩たちの声を聞きながら、自分なりの理想を形にしていく。
その積み重ねが、あなたにとっての最適なキャリア選択につながっていくのです。
焦らず、でもしっかりと。
未来の自分のために、今できることを始めてみましょう。
